建具 – WOODONE(ウッドワン)マガジン|広島の住宅建材メーカーWOODONE(ウッドワン)が発信する住宅オウンドメディア /media WOODONEマガジンは“地球と人に価値ある木の空間を“をテーマに暮らしに役立つ情報を配信しています。 Tue, 08 Apr 2025 06:22:57 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8.1 バリアフリーの家を建てる前に!前提条件や補助金を紹介 /media/cat02/4804/ Fri, 09 May 2025 02:00:19 +0000 /media/?p=4804

何かを相談する男性と車椅子にのる女性

ご家族の高齢化や将来の介護を見据え、バリアフリーの家づくりを検討する方が増えています。段差の解消や手すりの設置、温度差を抑えた部屋づくりなど、バリアフリー住宅にはさまざまな工夫が必要です。また、バリアフリーに改修する際に使える補助金や減税措置についても知っておくことで、お金の負担を減らせます。

本記事では、バリアフリー住宅の特徴や具体的な設計ポイント、補助金制度まで詳しく解説します。自宅をバリアフリーに改修しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

バリアフリーの家とはどんなもの?

バリアフリーの洗面室、トイレ

バリアフリーの家とは、次のような特徴をそなえた住宅です。

  • ・段差がない
  • ・手すりがある
  • ・温度差が少ない
  • バリアフリーにすることで、身体の不自由なお年寄りでも住みやすい家になります。
  • 段差がない

  • 身体の自由がきかなくなってくると、ちょっとした段差でつまづきやすくなります。玄関や廊下、部屋と部屋の間の段差をなくせば、高齢者やお子さんの転倒のリスクを減らせます
  • 車椅子で移動する可能性も考えてスロープや緩やかな勾配を取り入れた設計にすることで、誰でも使いやすい家に。スロープは階段より掃除しやすくなるため、手入れが楽になるメリットもあります。
  • 手すりがある

  • 階段・廊下・浴室・トイレなど、特に転倒のリスクが高い場所には手すりをつけるとさらに安全性が増します
  • 手すりを設置すると介護施設のような家になり、デザイン性を追求できないのでは、と心配する方もいるでしょう。しかし、最近ではインテリアに調和するデザイン性の高い手すりも増えているので、おしゃれな家にしたいという希望も叶えられます。
  • 温度差が少ない

  • 身体に負担をかけないためには、温度差が少ない家にすることも大切です。特に冬場、浴室やトイレと居室の温度差が大きいとヒートショックのリスクが高まり、高齢者にとって暮らしにくい家になってしまいます。
  • ヒートショックのリスクを抑えるには、断熱性能の高い建材・窓・床暖房・全館空調を取り入れましょう。室内の温度を一定に保てるようになり、身体に負荷がかからない家になります。
  • バリアフリーの家を作るポイント

  • スロープのあるバリアフリー玄関
  • バリアフリーの家にするアイデアは無数にありますが、ここでは5つ紹介します。
  • ・玄関にスロープをつくる
  • ・お風呂やトイレに手すりをつける
  • ・スライドドアにする
  • ・寝室のそばにトイレを配置する
  • ・1階で生活を完結させる
  • 玄関にスロープをつくる

  • 玄関にスロープを設置することで、車椅子やベビーカーの移動がスムーズになります。勾配は緩やかにし、滑りにくい素材を選ぶのがポイントです。
  • 雨の日でも安全に利用できるよう、屋根の設置も検討すると良いでしょう。お子さんから高齢者まで使いやすい設計にすることで、一生快適に過ごせる家になります。
  • お風呂やトイレに手すりをつける

  • 高齢者が転倒しやすいお風呂やトイレには、必ず手すりをつけてください。立ち座りや移動の際に手すりがあると身体を支えることができ、転倒リスクを減らせます
  • 手すりの形や高さを使う人の体格や用途に合わせて設計すると、さらに使い勝手が良くなります。いざ使ってみたら位置が高すぎて使いにくかった、などの失敗を避けるためにも、設計時にしっかり考えて設置しましょう。
  • スライドドアにする

  • スライドドアなら戸の開閉に必要なスペースが不要なので、車椅子での移動や介助者がいる場合でもスムーズに移動できます。開き戸は開閉の際に前後の移動が必要なうえに、取手を握る握力も必要なので、だんだん使いにくくなってくる恐れがあります。
  • スライドドアなら開けっ放しにしておくこともできるので、ドアの開閉が難しい方でも安心して通れるでしょう。バリアフリーにするなら、部屋のドアをスライドドアにしたほうが安全です。
  • 安全性の高いスライドドアを設置したい方は、以下のリンクをご覧ください。
  • □ウッドワンの機能引き戸をみる
  • 寝室のそばにトイレを配置する

  • 寝室の近くにトイレがあると、夜間や緊急時の移動が楽になるメリットがあります。高齢者や障害者にとって、トイレまでの移動距離は負担になりやすいです。自由のきかない身体でトイレまで行くのは想像以上にしんどいため、できるだけ導線を短くしましょう。
  • トイレまで連れて行く人がいる場合、介助者の負担軽減にもつながるのでおすすめです
  • 1階で生活を完結させる

  • バリアフリー住宅にするなら平屋がおすすめです。1階で生活に必要な設備が揃っていれば、階段の上り下りをせずに生活できるので、圧倒的に転倒リスクを少なくできます
  • 2階建てにすると階段の上り下りで転倒する危険性があるため、ホームエレベーターを設置するなどの工夫が必要になってきます。どうしても既存の階段を活かしたいなら、以下のような手すりをつけることを検討しましょう。
  • □ウッドワンの手すりをみる
  • バリアフリーの家を建てる際に使いたい補助金等

  • おもちゃの家、電卓とお金
  • 家をバリアフリーに改修する場合、次のような助成金や税金の減額措置が適用される可能性があります。
  • ・介護保険の住宅改修費支給制度
  • ・固定資産税の減額
  • ・高齢者住宅改修費用助成制度
  • 介護保険の住宅改修費支給制度

  • 要介護者や要支援者に認定された方が自宅をリフォームする際に利用できる制度です。手すりの取り付け・段差解消・滑り止め対策・引き戸への変更・洋式便器への交換など、移動や動作を支援するための改修工事が対象です。
  • 支給限度額は20万円で、費用の9割(1割は自己負担)が支給されます。費用の8割、7割となる場合もあるため要注意です。
  • 固定資産税の減額

  • バリアフリー改修工事を行った住宅に対して、固定資産税の減額措置が適用されることがあります
  • たとえば新築の場合、床面積が50m²以上280m²以下の令和8年(2026年)3月31日までに建築された住宅を対象として固定資産税額の2分の1が減額されます。築10年以上経過した住宅でバリアフリー改修工事を行った場合は、翌年度分の固定資産税が3分の1減額されます。
  • バリアフリー改修を行ったら、固定資産税の減額措置を利用できるか検討してみましょう。
  • 高齢者住宅改修費用助成制度

  • 自治体によっては高齢者の住宅改修費用助成制度を設けている場合があります。この制度は、要介護者や要支援者だけでなく、一定年齢以上の高齢者がバリアフリー改修工事を行う場合にも適用される可能性があります
  • 具体的な助成内容や申請方法、対象工事の範囲は自治体ごとに異なりますので、お住まいの自治体へ問い合わせて確認してください。
  • まとめ

ウッドワンの幅広引き戸がついた部屋

  • 今回は、自宅をバリアフリーに改修する場合のアイデアや補助金等をご紹介しました。身体が多少不自由になっても自宅で暮らしたいという希望があるなら、バリアフリー工事は必須です。
  • 以下のページでは、バリアフリーの家で使えるアイテムをたくさん紹介しています。手すりや車椅子の出し入れに考慮したドアなど、やさしく使いやすい設計で毎日の暮らしをサポートする商品ばかりです。バリアフリーの改修工事を検討している方は、ぜひ目を通してみてください。
  • □商品使用例 高齢者施設

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ハイドアとは?メリット・デメリットや失敗しない設置場所も紹介 /media/cat02/4320/ Fri, 14 Feb 2025 02:00:29 +0000 /media/?p=4320

ウッドワンのドレタスシリーズのハイドア(天井ジャストドア)とクローゼット扉

部屋をよりスタイリッシュに見せたい、空間に広がりを持たせたいと考えたことはありませんか?そんなときにおすすめなのが、壁と一体化したデザインで美しく空間に溶け込む「ハイドア」です。ハイドアはそのミニマルなデザインが人気で、開放感や高級感を演出しつつ、空間を広く見せる効果も期待できます。

本記事では、ハイドアのメリットやデメリット、効果的な設置場所について詳しくご紹介します。シンプルで洗練された家を作りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

ハイドアとは?

ウッドワンピノアースの白いハイドア

 

ハイドアとは壁と一体化するように設計され、ドア枠やノブが目立たないようになっているドアのことです。ミニマルな印象で、部屋全体がすっきりとした印象に仕上がります。

壁と同じ素材や色で仕上げれば統一感が生まれ、視覚的な圧迫感が軽減される効果も。収納やプライベート空間の入り口としても活用されることが多く、モダンでシンプルな空間にしたい方に好まれます。

ハイドアのデメリット

キャリーケースを持って部屋に入る女性

ハイドアを取り入れて後悔しないかと不安な方のために、まずはデメリットを4つが挙げます。

  • ・コストが高い
  • ・開閉が重い
  • ・音や光が漏れやすい
  • ・圧迫感が出る可能性
  • それぞれ説明します。
  • コストが高い

  • 特に天井まで届くデザインや、壁とすっきり一体化させる仕上げを選ぶと、材料費も工事費も跳ね上がります。場合によっては、通常のドアの2倍以上のコストに。また、天井高に合わせて1枚1枚丁寧に施工する必要があるため、人件費もかさみがちです。
  • コストを抑えるなら、ハイドアを設置する場所を厳選して、通常のドアと使い分けるのがおすすめです。
  • 開閉が重い

  • ハイドアは通常のドアに比べてサイズが大きいため、どうしても開閉に力が必要になります。特に開き戸タイプの場合は、空気の抵抗も相まって予想以上に重く感じることも。お年寄りやお子さんには、ちょっと負担になってしまうかもしれません。
  • ソフトクローズ機能をつけたり引き戸タイプのハイドアを選ぶと開けやすくなりますが、コストがかさむ恐れがあるため、予算とのバランスを見て決めましょう。
  • 音や光が漏れやすい

  • ハイドアは、実は音漏れや光漏れが気になる人も多いドアです。枠がないデザインのためどうしても隙間ができやすく、完全な遮断が難しいデメリットが。
  • また、冬場は隙間から冷気が入り込んでしまい、暖房効率も下がってしまいます。結局のところ、見た目の美しさと実用性のバランスを取ることが、ハイドア選びのポイントになってくるでしょう。
  • 圧迫感が出る可能性

  • ハイドアは見栄えが良い反面、そのサイズの大きさから圧迫感が出てしまうことも。天井まで届く大きな面積は、色によっては重たい印象を与えてしまいます。
  • 圧迫感を軽減するには、壁と似た色合いのハイドアを選んだり設置場所を工夫したりしましょう。広めのリビングや玄関ホールに取り入れれば、ハイドアならではの開放感を存分に活かせます。むしろ部屋のアクセントとして効果的に使えるでしょう。
  • ハイドアのメリット

  • ウッドワンのドレタスハイドア(パールホワイト色)
  • 反対に、ハイドアのメリットは次の4つが挙げられます。
  • ・開放感がある
  • ・スタイリッシュなデザイン
  • ・高級感を演出できる
  • ・家具の搬入がしやすい
  • それぞれ説明します。
  • 開放感がある

  • ハイドアの最大の魅力は、その開放感にあります。天井まで続くすっきりとしたデザインと垂れ壁をなくした設計により、まるで一続きの空間のように感じられ、空間がぐっと広く感じられる効果があります。
  • 閉めているときも、シンプルでスタイリッシュな佇まいは健在。特にリビングやダイニングといった家族みんなが集まる場所に設置すると、開放的で居心地の良い空間が生まれます
  • スタイリッシュなデザイン

  • ハイドアの大きな魅力は、そのスタイリッシュさです。枠やドアノブを極力目立たせないシンプルなデザインが、洗練された空間を生み出します。
  • 余計な装飾を省いたミニマルなデザインが、モダンな雰囲気を演出。開け閉めする時も美しさは損なわれません。シンプルかつスタイリッシュを極めたハイドアは、おしゃれな空間づくりにぴったりなので、スマートな暮らしを目指す方におすすめです。
  • 高級感を演出できる

  • ハイドアには、空間をワンランク上の雰囲気に変える魅力があります。天井いっぱいまで伸びる高さと無駄を削ぎ落としたデザインが、自然と上質な印象を作り出します
  • 素材選びにこだわれば、さらに高級感がアップ。天然の木材を使えば落ち着きのある重厚さを、ガラスを組み合わせれば洗練された印象を作り出せます。シンプルでありながら品格のあるハイドアは、上質な住まいづくりの重要なポイントになる存在といえるでしょう。
  • 家具の搬入がしやすい

  • ハイドアの意外な魅力は、大きな家具の搬入がラクになることです。通常のドアでは気を使う搬入作業もスムーズに進められます。
  • ドア枠がないデザインも実は大きなメリットで、家具を運ぶ際に枠にぶつけて傷をつけてしまう心配もありません。レイアウト変更が多い家庭や大きな家具が好きな方にとって、ハイドアは頼もしい味方になってくれます。
  • ハイドアの設置場所3選

  • ウッドワンハイドアが施工されたリビングルーム
  • ハイドアのおすすめの設置場所として、次の3つが考えられます。
  • ・リビング
  • ・玄関ホール
  • ・パントリー
  • それぞれ説明します。
  • リビング

  • リビングにハイドアを設置すると、室内が洗練された印象になります。ハイドアを開け放つとリビングと隣接する部屋が一体化して視界が広がり、開放感が生まれるのが魅力です。
  • ノブや枠が目立たないミニマルな設計のため、ドアを閉じているときも開け放しているときもスタイリッシュな印象に。快適さとデザイン性を両立させたい方におすすめです。
  • 玄関ホール

  • 玄関ホールにハイドアを採用すると、家に訪れた方にセンスの良い家だと思ってもらえます。閉めても開けても美しいデザインなので、家全体の品格が高まります
  • ガラス素材を取り入れれば自然光を取り込めるため、玄関をより明るく見せる効果も。来客時の印象をアップさせるために、玄関ホールにハイドアを設置するのもおすすめです。
  • パントリー

  • キッチンやLDKの動線上にあるパントリーにハイドアを設置することで、おしゃれに生活感を隠せます。急な来客があってもサッとドアを閉じてパントリー内を隠すことで、スッキリした印象を保てます。
  • 開けっぱなしにしてもドアが目立たないため、キッチンやリビングに溶け込んで圧迫感がなく、換気もしやすい点もメリットです。
  • まとめ

ウッドワンのハイドアクールグレー色

  • 今回は、ハイドアの特徴やメリット・デメリット、そして設置場所について詳しく解説しました。ハイドアをリビングや玄関ホールなどに取り入れると、高級感や洗練された印象の家になります。
  • ハイドアの魅力を最大限に活かしたい方には「DOORETUS(ドレタス)」シリーズのドアや収納が特におすすめです。たとえば「タイプT(天井ジャスト)」なら、リビングに設置するだけで部屋全体が広々とした印象に。さらに、個性的な浮造り仕上げでやさしい木目の美しさを楽しめるデザインや、素材や仕上げも選べるハンドルで、自分好みのドアにできます。

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